タイトル
あるものを活かして愛着のある部屋に育てる
著者 本多さおり
出版社 大和書房
○捨てを強要しない
○買い足しから始めない
○家にあるモノを活かす提案をする
がモットーの整理収納コンサルタントである著者の本多さんが主に収納のコツについて説明してくれる。
使うところから2歩以内に収納する。「次にしたいこと」のために片づけることが多いのだから、すぐ戻せる場所にしまう。
紙類は浅いトレーに。深いと見ない。紙とものは分ける。
同じ収納用品は並べて使う。空間に秩序が生まれる。
そのまま置いたほうが使いやすいのか、浅いトレーが向くのか、そもそもそこに置くべきなのか、並べた箱にとにかく入れることがないように。
「何が入るか」でなく「何を入れたいか」
冷蔵庫は冷える収納
分類の必要がないものを箱にまとめないほうが取りやすく見やすい。
蓋つきボックスはグループ分けして長期保管したいもの向き。把握できないのでアクセス月1以下のものだけ。
余白を大事にする。「スペース」は「デッドスペース」ではない。
持っているもの=自分に必要と思い込んでしまうが、必要ないものは手放す。
見ない思い出はスペースと心の負担にしてまで取っておく意味はない。何をどう残すのか、どう見られるようにするかルールを決める。
新しいものを買う前に画像検索で惹かれる共通項を浮かび上がらせる。
はっきりとした好みがないなら強い特徴がある「異質なもの」は選ばない。
窓辺はカーテンにこだわらない。
暮らしのものには妥協がないほうがいい。良いものは常にだれか欲しい人がいる。
体をゆうゆうと伸ばせるスペース ⇔ ものであふれて休めない
したいことにすぐ取り掛かれるスペース ⇔ 作業できない
使いたいものにすぐアクセスできる収納 ⇔ 欲しいものが探しても出てこない
入口から対角線上に抜けを作る。ごっちゃりしたものは手前側面など見えにくい場所に。
すっきり感=情報量の少なさ。
「嫌いなもの」は持っていなくても「どうでもいいもの」は家に入れがち。手放す。
など。
部屋を整理しよう!と思ったときに最初に読んだ。そのときはタイトルに惹かれて。元々片付けとかミニマリズムの本とか全く読んでいなくて、今も読んでない。片づける中でなにか参考にしたい!と思って手に取った。
まだ「捨てたくない」という気持ちがあって、物を捨てずになんとかできないかと探していたのでこのタイトルに惹かれた。今回はちょっと時間があいて、だいぶ捨てられるようになってからの再読。
前に読んだときそうそう!!となった部分に意外ともう何も感じることがなかったので、自分の一部になったんだと思う。
最初にこの本を読んだあとに、姉に「その場で使うものをしまえって書いてあって確認したらうちテレビ台に工具入ってたわ」と言ったら「うちも!」と返事がきて笑ってしまった。テレビ台はもう捨てた。
余白をデッドスペースと感じて物を詰めようとしちゃうのわかる!今は空けておけるようになった。
今回は「画像検索で惹かれる共通項を浮かび上がらせる」の部分でそうだ!となった。
これあらゆること(服の好みやアートの好みなど)でやるべきだし、「欲しいものがない」と感じたときに「自分が欲しいものを作る」のにとても役立つ。他でもそうしよう。