ものことくらし

過去の自分にとって役立つ情報をメモしています。

今週のお別れ/買ったもの/やったこと/読んだ本「あなたの人生の物語」

お別れ

○本2冊 DVD1本 売った

興味持って買ったのに1回も読んでなかった本と、買ってみたけど他にもっと気に入る参考書があったからそっちばっかり使ってたやつ。1回視聴したDVD。これはな~ちょっとマイナーすぎて買う以外に観る選択肢がなかった。当時は。今はわからないけど。

 

○楽譜10冊と20枚くらい

やってた楽器の楽譜のうち今後も使わなそうなものを捨てた。数冊と好きな曲は残してる。

 

○本3冊 辞書2冊 語学の本3冊 クリアファイル1枚

むかーし読んでそれきりだったのに本棚に入れっぱなしだった本をフリマアプリに最低金額で出してて、いいねはたくさんつくのに買われないし、これ以上値段も下げられないシステムなのでもういいかと捨てたのと、ちょろっと使ってた日本ではマイナーな言語の辞書とテキスト。

 

○美容クリーム1本

もらったやつを姉にあげたら合わなかったってかえってきた。私は面倒で使わないので捨てた。

 

○短パン1枚、ポーチ1つ、収納ボックス2箱、書類トレー4段

短パンは他にもあるから履いてないやつを処分。ポーチも使ってなかったやつ。収納ボックスは中身を捨てたり移動したりしたので捨てた。書類トレーは書類の管理方法を変えたので捨てた。

 

○昔の給与明細

なんとなく「なにかに必要なのかも」で不安で捨てられずにいた書類系のもの。でももう退社したの15年以上前なのよ。いらないよ。全部捨てた。15年出番なければもう無いよ。

 

○子供のころの人形

子供のころのことあんまり覚えてないんだけど、なんとなく捨てにくくてず~~~~~~~~っともって引っ越ししてて、途中しのびなくて服作って飾ったりしてたけど、今の自分には必要ないのでお別れした。改めて見たらすごく薄汚れてて、本来引退すべきときにきちんと引退させてあげられなかったんだなと思って反省した。使わない年齢になったときにお別れするべきだった。

 

雛人形

先週書くのを忘れてる気がするが先週捨ててる。幼少期から家にあって、お雛様とお内裏様と、他にも名前のわからない装飾品と屏風、オルゴールのついたガラスケースがセットだった。

母が言うには父方の祖母が大人になってからようやく手に入れた思い入れのあるものだったらしいけど、私は祖母ではないし、祖母が私に関心がなかったので私も祖母に興味がなく、思い入れもない。祖母は姉のことが大好きだったから姉にあげたんだろうと思うが、姉は家にいない。

母は父方の祖母との関係がまったく良くなかったにも関わらず娘たちが大きくなったあともずっと持っていて、途中邪魔すぎてガラスケースは捨てたものの時々飾っていた。

祖母との関係がよくなかったのになぜ祖母の大切なものを母が持ち続けなければいけないのか聞くと決まって「良かった時期もあったのよ」と答えたけど、それは持っている理由にはならないし、良くない時期のほうが何倍も多かった。祖母は下の娘を妊娠中に不倫していた父の味方で、DVモラハラ男だった父に甘くて積極的に協力していたんだから。

人形に罪はないので、今年を最後にして約1カ月ほど飾り、この間処分した。娘たちはもうみんな大きくなり、結婚したり結婚する気がなかったりしているので、もうとっくに必要なかった。どうもありがとうね!と適切なタイミングでお別れするべきだったと思う。人の形をしている造形物は別れるタイミングが難しい。


買ったもの

○トイレットペーパーと入浴剤

紙類がまた値上げするというニュースと同時期に無印良品週間がはじまったので、うちの多めに備蓄してもいいもののひとつであるトイレットペーパーをまとめて購入した。

無印のは約5倍巻きの250mで、少し前から他メーカーのものと比較して使ってみていた。他メーカーのものとも特に違いは感じなかったし、何より交換頻度が激減して芯がないことも気に入った。良品週間で買うとどこで買うより安いので、結構まとめて購入した。そのついでにこちらもお試しで使用してまあまあ気に入った入浴剤も購入。

 

○指ぬき

裁縫でつかうやつ。前に買ったやつはサイズが合わなくて、母が欲しがってるタイプのやつだったのでもらってもらった。店舗でも袋に入っていて嵌めて確認できないし、測りもするがサイズ選びが難しいものはレビューを参考にする。

よくいる「手が小さい」とか、華奢そうな手の人の特徴は持っていないにも関わらず、身長のわりに手が大きく指が細く、手袋も市販のものは指が短く、かといってサイズを上げると手の幅や指の太さがぶかぶかになる厄介な手をしている。

測った感じだとぎりぎりどう…?という感じで一番小さいサイズのものを購入したところ、ちょうどよかった!うれしい。

 

○防刃手袋

防災用品としてもっておきたいなと思ったが、母とわたしのぶん2組まとめて購入して失敗したらショックなので、先に1組買った。こちらもサイズ選びが難しく、やはり指と手のひらの周囲は余り、指は短いが多分これが一番マシであろうというサイズ。普段からDIYや彫刻刀使う時に使うつもりなので、活用頻度は高くなる予定。

 

ウクレレの弦

私が持ってたウクレレを母が教室に通って使うということになったので、弦を張り替えるために買った。長いこと弾いてないし管理もしてないけど、そこまで雑な扱いもしてないしバイオリンほど繊細でもないと思うので、とりあえず弦を張り替えて調子がおかしいなら楽器屋さんで見てもらおうということになった。弦張り替えなんていつぶりだろうか。


やったこと

○大判ストールをブランケットにした

色ががちゃがちゃしたブランケットを前に捨ててしまったので、代わりになるものを探していた。洋服の中に大判のストールがあって、ここ2年くらい使ってなかった。大きすぎてマフラーとしては使いにくかったとも思う。

ふたつに折りたたんでひざ掛けにしてみたけど、よくぐちゃぐちゃになるので畳む、を繰り返していて小さなストレスだった。端を余り毛糸を使ってブランケットステッチでかがったら、しっかりしたし崩れなくなってとても使いやすくなった。ライトグレーのストールにオフホワイトの毛糸でステッチをして、冬のものっぽくてかわいいのも気に入った。

 

amazonプライム会員をやめた

ふと「プライムの更新ていつだっけ?」と頭に浮かんでチェックしたら、あと3日というところだった。アブネ!全然把握してなかった。

amazon以外も通販は利用してるし、バラバラに何度も来てもらうのが申し訳ないのでもともとまとめ買いする傾向があったし、セールがあっても前のように買い物しないし、最近は音楽も聞かないし映画やドラマもほとんど観てない。観たい作品はプライムに無いことも多かったし、今のブームの周期は読書だから。ということで10年ぶりくらいにプライム会員をやめた。

前ならそこまで気にしないけど、最近本当に買い物してなくてこの状況で更新期限逃してたらすごいショックだったと思うからとてもラッキーだった。よかった~。プライム会員費値上げしてるし。

次は楽天マガジンの解約だ。1年だけお試ししてたのよ。忘れないようにこちらはカレンダーに登録して通知も設定した。

 

本も通販はジュンク堂が好きなのでhontoを利用することも多かったし、最近hontoは本の通販サービスは終了した。店舗の応援のために最寄りの本屋で取り寄せして買うこともよくあった(そこだって元は個人店を潰したチェーンなんだけど)。

店舗に届くのはamazonと比べたらとても遅いんだけど、そんなに早く届くようになったのもここ十数年のことだし、amazonで買う時も配送日に「いつでもいい」って選択肢はないのかと不満に思ってたくらい。本に関しては早く欲しいと思うことが多かったけど、本当に必要な本を厳選するよう注意しているし、勢いに任せて買ってないのであまり早く届くことを重要視しなくなった。

結局「欲しいと感じたものを早く手に入れる」という快感で買ってる要素があったということなので、反省してる。そこまで急ぎの本ってあまり無いし、必要なものならそれが届くのが1週間後でも別にいいんだもん。


読んだ本

あなたの人生の物語 テッド・チャン 著

映画「メッセージ」の原作が表題作の短編集。読みにくいものは飛ばして、いくつか読んだ。

表題作は何年も前に映画館で観た映画がよかった、ということは覚えているが、内容はほとんど覚えてなかった。

主人公は言語学者で、地球にやってきた地球外生命体とコンタクトを取るために物理学者と協力し試行錯誤して相手の生命体の言語の解明を試みる。過去や未来という区切りがなく、一文字に膨大な情報を持つ言語に触れるうちに、主人公には過去と現在が今と繋がって理解できるようになる。

進行中の言語の解明の合間に、未来形なのに夫や娘との思い出の語りが挿入される。主人公は人生の物語をすべて知っている。不幸が起こるとこも知っているが、それ以上に輝かしい幸福を体験することを知っている。

途中、娘との未来で起こる思い出の中で、主人公が本を読み聞かせる場面がある。主人公は話をでっちあげて、別のストーリーを語るが、娘がそんな話ではない、ちゃんと読んでくれとせがむ。

「へえ、お話がどう進むかとうにわかっているんだったら、なぜ私が読んであげなきゃいけないのかしら?」

「だって、聞きたいんだもん!」

選択を変えれば不幸は避けられるのかもしれないけど、そうはしない。過去も未来もなく、不幸とは、喜びとは。光線の進む方角を知っているか?

 

面白かったわ~とても悲しく、愛にあふれたお話だった。

 

もうひとつ面白かったのは「地獄とは神の不在なり」

天使が降臨し、人が死ぬと天国に行ったり地獄に行ったりするのが見えて、地獄が顕在する時期がある世界。天使の降臨は災害を伴う強烈なエネルギーで、毎回人が死んだり奇跡が起きたりする。人間はその都度起こったことに意味を付与し、なんとか理解しようともがいたり、感謝したり、信仰を強めたりする。

この設定の時点でめっちゃ面白かった。

主人公は先天的な障碍を持ち、天使の降臨で妻を亡くした男。地獄の顕在時期に覗いてみても、地獄はそれほど悪いところには見えないし、自分はこのままでは地獄に落ちると予想している。失意の中で、妻と再会するために、天国に行く方法を模索してもがく。

他に、母親が妊娠中に天使の降臨を目撃したところ、その影響で両脚がないまま生まれることになった女と、自分にはなにか役目があるはずだと啓示がもたらされることを心待ちにしている男。この3人がメイン。

両脚の無い女は啓示を受けた両親から特別な存在として育てられていて、障碍で苦しんで生きてきた主人公とはまったく違う。そのうえ、この女には繰り返し奇跡がもたらされるが、それがこの女を苦しめる。

凡庸な男は、自分の人生で大事なものを見つめることなく、自分に起こらない啓示にばかり目を向けている。三人は同じタイミングで、それぞれの悩みを抱えて危険な聖地巡礼に挑む。

どんな状況でも満足しない人間と、人間に計り知れない存在の神。

「神を愛するのに思い違いをしてはならない。もし神を愛したいと思うのなら、神の意図がどんなものであっても愛する心構えをすべきである」

「神は公正ではない、神は優しくない、神は慈悲深くない。それを理解することが真の信仰に不可欠なのだ」

 

人間と信仰の関係にすごく面白いものを感じている人間なので、めちゃくちゃ面白かった。

現象をどう捉えるか、良い、悪いの判断は?理不尽であると思うことは、いったい何が理不尽なのか。善人は報われると思うのはどうしてか。等、興味あって好きなことがたくさん頭を駆け巡る読書だった。