小学生の女の子とエレベーターで一緒になった。
彼女がかわいいリボンをつけてて、かわいいピンクのリュックを持っていたので
「これかわいい色だね!リボンも。かわいい色が好きなの?」
と聞いた。はじめて会った子だしちょっとびっくりした顔をしていたけど、教えてくれた。
「本当はかっこいいのが好きなんだけど、かわいいのしか無いの」
まじか。今もそうなの?売ってはいても親がかわいいのしか買ってくれないの?とか思ったんだけど、
「そうなの?わたしもかっこいい物のほうが好き」
と言ったところ、彼女は私のことを上から下まで見て言った。
「だと思った。かっこいいもんね」
小学生にかっこいいって言われちゃった~!うれしい。
「この恰好?ありがとう!」とお礼を言っておいた。
スーパー行くだけだったし別になにか気合の入った服だったわけでもないんだけど、自分に似合ってて全然女っぽくない服装なので…でも意外といないんだよなそういう服装の女が。
わたしが子供のころも、女の人といえばキュート系、フェミニン系、エレガント系とかいかにも女性っぽいとされるファッションの人ばっかりで、女の人というのはそういうもんなのかなと思っていた。
そうじゃなければあまり気にしてなくてあるものを着てますという感じか、あとは原宿系みたいなちょっと奇抜な…とか。
悪口で所謂「女捨ててる」と言われる「構ってない」(別にいいじゃん)やまたは「男にウケない」(うるせ~)とか。
ファッションなんかで性別捨てらんねーから困ってるんじゃん。
もっと色んな恰好した女がいるし、していいんだよって知りたかったよな~と思ったりした。今でこそネットがあるから、(あったらあったで今の若い子たちは大変だろうが)いろんな情報が入ってくるだろうけど、それでも主流はあんまり変わってないな~と思う。
別れ際に「かっこいいのが手に入るといいね」って応援しておいた。いつかとっておきのかっこいい服装見せて欲しいな。